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2012.7.2
バラの剪定にお伺いしました。 木立性のバラは花後に切り戻しをしていただいているので 2番花がちょうど今綺麗に咲いていました。 何鉢もあり、何本も地植えされているバラが中心のお庭 お手入れにはかなりの情熱がいります。お伺いするのは年3回 普段のお手入れの事を思うといつもすごいと思います。 今の作業として木立性のバラはブラインド(先端がとまっている芽)は 切り戻しをしました。 ベイサルシュート(株元から勢いよく出てる枝)は20㎝ぐらいのところで 伸び始めたときに軽く切るのです。施主様の旅行中に伸びてしまった シュートをバッサリと切ると役立たずの細々とした脇芽しか出ないことが 多いので先端をすこしだけ切るようにしました。 また、ほうき状につぼみをつけているベイサルシュートは そのまま咲かせ、花後バッサリと切るのではなく細い花枝を 2本ほど残して切ります。(文章にするとわかりにくいですね) その枝からは新枝が動きませんが充実した枝になるので冬にしっかりと 切ることで良い枝になります。 写真があるときにまた説明したいと思います。 アーチのバラは壁面でのつるバラよりも少しテクニックがいるような 気がします。まずは大きくなりすぎない品種を選ぶことを おすすめしたいです。半ツルのバラで十分だと個人的には思うのですが。。 写真はフェリシア(ハイブリッドムスク) 3年目を迎え充実してきました。一気にのばすのではなく気長に。 花後に倒れている枝から若者の枝がすでにぼさぼさに伸びていました。 細かい枝、枯れている枝、アーチのてっぺんに誘引していた枝 古い枝(基本は3年ですが、新しいシュートを見ながら抜いています) 誘引していたのをすべて外して切っていきます。 アーチのてっぺん部分は残さず切っています。 雑誌で掲載されているアーチのバラは四季咲きだといつも あんな風になっていると思われることが多いのですが、 春の開花がベストで花後ぼさぼさになります。 そのため剪定ですこしコントロールが必要だと思うのです。 新しい枝をメインに枝は倒さずまっすぐ気味にとめています。 旅行にいかれていたので少し遅くなりシュートが山ほどでていました。 6月に花後剪定されるときは、細かく咲いた枝からずーと株元に下がり しっかりした葉、または葉がついていたところまで切り戻しをして 枝がでるとします。 冬には写真のように、やや斜めに誘引し直します。 そうすることにより、花数が増えます。 写真はピエールドロンサール 私は壁面に誘引する方が素敵なバラだと思うのですが、 お客様のおうちはアーチに、大きくなる枝の堅いバラはなかなか手強いです 一昨年まで元気で昨年はあまり調子が良くなかったので 細い枝も光合成するためしっかりと置いておきました。 元気がないときは葉がないよりある方が植物にとってはいいと アドバイスされてから実践してます。 花はしっかりと咲いてくれたそうです。 株元にはモリモリと新枝がでてきました。 思い切って大事に取っていた細い枝は取り除き、施主様にはまっすぐに 止めていって貰えるようにお願いしました。 ちゃんと止めないでおくとテロンとたれ、余分な細い枝がでてきて 上には伸びていかないです。 ポイントはちゃんとまっすぐ止めるです
by fantailgarden
| 2012-07-05 13:23
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